灰じょんのブログ

灰じょんが10代の記念にブログを書きました。すでに20歳を超えたので、今は思ったことを書いてます。何卒よろしくお願いします。

勉強の秋(おやすみ)

 10月28日、29日に福岡県の西南学院大学にて開催された「第140回労働法規学会」に行ってきた。

 11月4日、5日に京都府同志社大学にて開催された「日本法哲学会 学術大会・総会」に行ってきた。

 

 学会の感想を書こうと思うが、中身については、書かない。詳細はそれぞれの学会誌に掲載されるらしいので、著作権的に載せない方がいいと思うので、内容はあまり書きません。あと内容は分かんなかったし、俺の知的レベルが低いので。(もしこの内容で著作権等の削除の申し出があれば、記事は消します。)

 

・はじめに

 今まで、学会に行ったことが無かった。行こうとも思ったこともなかった。

 なぜ初めての学会に行こうと思ったのか。

 今年の4月ぐらいから「勉強したほうがいいよな〜」となんとなく思い、ネットで「労働 学会」と調べて見つけたからである。

 また、それの前後に、後輩から「日本法哲学会ありますよ?」と声をかけられ、私としては珍しく「よーし! 行くかぁ〜〜〜〜」として、申し込みをしたからである。

 まぁ、正直に言えば「学会があると聞いたので、なんとなく興味を持った」以上の意味はなく、何も考えてないに等しい。

 社会的には、コロナも落ち着いてきたことになってるし、どこかに出かけたいという欲望が私にあったからからもしれない。

 また「俺の頭で理解できない情報を浴びたいな〜」と感じて、知的遊戯を楽しみたかっただけかもしれない。

 

・私の学力

 言ってしまえば「初学者に満たない」レベルである。

 私は、3年半前に大学の経済学部を卒業し、それから働いている。

 働きながら勉強しているということはなく、働きながら、スマブラ(専門はテリー・ボガード)、スプラ3(ウデマエはS)、雀魂(雀士)というゲームに勤しみ、労働に嘆き、憂鬱としていた。このあたりは、はてなブログを読んだ方ならご理解いただけると思う。

 私の読書量もそんな多くないし、月1冊読むか読まないかぐらいである。

 法律の知識は、大学の授業と、最近学び始めた行政書士の勉強ぐらいである。授業の内容は忘れたし、行政書士もここ二ヶ月放置してるレベル。

 

・学会の感想(労働法規学会)

 まず、学会の公聴1000円って安いね。

 初めて学会に行った感想は「分かんね〜〜〜〜〜〜〜!!」であった。

 確かに分かんなかったし、「知らないことを聞かされる」経験が少なくなってしまうんだけど、今回は久しぶりに、知らないことや分からないことを浴びた。

 話す言葉やレジュメの日本語の単語はわかるのに、文章の意味わからない感じ。高校英語の長文読解が解けない感じに近い。

 そして、めちゃくちゃ眠かった。普通に寝てました。腕を組み、机に乗せ、前のめりに首が落ちるように顔を伏せになって、寝る形、それすらも懐かしかった。

 大学の講義を思い出した。場所が大学だからかもしれない。

 人々は、机の後ろから埋まっていった。学生だけでなく、大人も席は後ろの方に座りたがるのだ、きっと。

 ちゃんと眠かったし、まあまあ意味は分からんかったけど、結構興味深かったっす。

 多分、来年は東北より北じゃなかったら、行くかもしれん。

 

・学会の感想(日本法哲学会)

 眠かったことと意味が分からなかったことは同じ。

 意味の分からなさは、労働法よりも上であった。

 当たり前だが、平等も実定法の議論や哲学者の名前も知らないまま話を聞くと、何も分からないのは当然である。さらに、時間は短く、1人あたり20分の報告を受けても、質疑応答の前に、相手の話の理解すらままならない。

 とりあえず私は、椅子に深く腰掛け、眉を顰め、腕を組み、パワーポイントを睨みつけて、深く深呼吸をしながら、内心「いや、マジでわかんねぇなぁ〜」と思いつつも、『圧』を出していた。

 別に圧を出す必要は無いのだが、この場にふさわしく、馬鹿だと思われないように立ち振る舞ったつもりだ。誰も俺のことを見てないから要らない立ち振る舞いである。

 また、翌日に仕事がありその日のうちに帰る必要があったので、最後は中座した。

 

・後輩に会い、友達が来て、何故か繋がった

 法哲学会の方では、私を誘った後輩がおり、私は後輩についていくように動いていた。ちなみに後輩は、学会のあたりを専門にしている学生で、私との関係は高校の先輩後輩なので、彼の大学のことはよく知らない。

 その学会には、他には、後輩の後輩がおり、後輩の先輩がおり、後輩のゼミの先生が参加していた。もちろん私は初対面である。

 また、初日は私のXを見た友達(ゲーム友達。私と彼の間にもう1人友達がいる。)がおもろそうと当日飛び込みで参加してくれた。

 後輩のゼミの先生からお声をかけていただき、お昼ご飯を、後輩、後輩の後輩、後輩の先輩、後輩のゼミの先生、私、私の友達という6人で一緒にさせていただいた。いや、何故? 俺も友達も部外者なんだけど…?

 非常にありがたいし、どこの世界でもコネとか人脈は大事なんだなぁ〜〜。

 

 会は難しかったけど、興味は面白かった。

 ここで取り上げられた概念が数年後社会に降りていくんだろうなぁ、と感じている。

 その時に「あ、その概念知ってますよ」といきれるようにしておきたいね。

 

・小ネタ

 学会の内容は覚えてないし、理解もできてないし、著作権の侵害になるかもしれないので書かないが、この二つの学会で気付いた「大人の笑い」について、メモがわりにこのブログで紹介したい。

 

「大人の笑い」というのは、その発言が本当に面白いわけではないかもしれないが、この場で発言することで、おかしみが生まれ、笑いを誘うものである。緊張をほぐすために使ってるとか使ってないとか。

 

 話を聞いてて、時折出てくるそれ、内容よりもそっちの方が気になった。大学教員という研究の人たちは、どこで笑う、笑わせようと意図するんだろうと思い、いくつか参考にノートにメモをとった。

メモった発言としては、

・発言者が笑いながら話す、質問の最初に前置きする、最後に茶化すように付け加える等、なんらかの冗談を言おうとした

・発言の後、聴衆の笑い声が聞こえていたもの

を集めてみた。

私が報告途中に寝ていたこともあり、もちろん、発言の全部は拾えて無いし、メモと記憶にあるもので選んだ。また、多少の加工を加えた。

というわけで以下に列挙する。

 

・「一言で簡潔にお願いします」(質疑応答にて、司会者の発言)

 

・「坐骨神経症なので、座って話します」

 

・「昨日飲みすぎたので、座って話します」

 

・「私みたいに家で仕事したくない不真面目なタイプは……」

 

・「現状では、そうなった場合は公取委に聞いてください、というのが答えになってしまいますね……」

 

・「〇〇大学の〇〇です。今回は珍しく△△先生と意見が一致しました……(△△は報告者)」

 

・「あ、私、言っちゃいけないことを言ったのかなと……」(スピーカーから警告音のような音が突然流れ出して)

 

・「〇〇大学の有名じゃない方の〇〇です」

 

・「(私の著書からの)引用を辞めてくれって言ったんですが…」

 

・「この例では、ひどい夫ということになります……あ、〇〇先生がそうだって言ってるわけじゃないんですよ」

 

あたりです。

これが大人のコミュニケーションなのかもしはないね。

 

 

・最後に

 2週間、学会に行き、知的パワーがもりもりに盛り上がった。

 私は非常に知的な気分になった。

 もちろん、分からないことを「分かんねー!」と聞いただけなので、賢くなったわけではない。

 参加費が1000円で、こういう遊び方もあるんだなぁ、と思った。

 それと、学会に来る先生は、狭いつながりやコミュニティがあり、私は結構浮いていたと思うため、部外者であることを忘れず謙虚にした方がいいと思ったら。

 総じて楽しかったです。あと普通に観光もしたし。

 

 それでは。