灰じょんのブログ

灰じょんが10代の記念にブログを書きました。すでに20歳を超えたので、今は思ったことを書いてます。何卒よろしくお願いします。

実は見てなかった……


夜の一時を、すぎている。


現実では、女性との関わりがかなり薄く、花が咲くような高校の青春ともあまり関わってない気がする。女性とデートして手を繋いだことが無い。彼女ができたこともない。


しかし、インターネット、特にTwitterでは、二次元三次元を問わず、可愛い女の子、もしくはえっちな女の子の画像が見られるのが「当たり前」になっていて、それを当然のように見ている。これは私が絵師をフォローしているのもあるし、フォローしている人のいいね!した画像が流れてくることもある。


思えば、1日に一回以上、女性の裸体やそれに近い水着下着もしくは裸体イラストを見ている、といっても過言ではない……。

当たり前だとおもってるけど、なんか違くないか、宗教的に。何が正しいとか間違ってるじゃないんだけど、何かか違うんじゃないか、と突然思ってしまった。


そして、多分僕はそれに日常的に浴びすぎて、要はそういうものを見すぎて、感覚が麻痺しちゃったんだと思う。可愛いものが見えるのが当たり前だということを、えっちなら女の子の体を見ているのが当たり前だということ。

私は男性のも女性のも裸というものをどこかで見た気になっているが、実在する現実で、男性の裸や女性の裸を見たことなんて、ちゃんと考えたら何年もない、というか一度もないんじゃないか……?


なんで、わかったふりしてるんだろ。ふと思ってしまった。


可愛いものとえっちなものと、そしてイケメンなものを、見て、それを近くに感じてしまって、麻痺してしまっている部分がある。


なんでこれを言葉にしようとしたかというと、今私がジェンダーの勉強をしているからということが1つ。


それと、今日ついったーで #いいおへその日というツイートで、ぺろりん先生が自撮りをあげていたが、あれはどう見ても下着姿だった。


……おへそをあげるだけで良くね?


おへそよりもえっちな乳とか足とかパンツとか、いやおへそもえっちだけど、よりもえっちなところいっぱいあるじゃん。ってなって、ふと「なんで俺はこれをえっちだと思ってるんだろう?」という疑問から「そもそもなんで俺はこんな可愛い女性の下着姿を見ているんだろう?」「ふつうに生きていて、身の回りで見れないレベルの、美少女の下着が見れるのだろう、おかしくないか? いったいどういうことなんだ?」から「なんでこれに興奮しなくちゃいけないんだ、なんで俺は、こいつから与えつけられた役割のように性的な興奮を覚えなくちゃいけないんだ、押し付けられたものを、見たいといったわけでもないのに」というところまで論理が飛躍した。



そして、当たり前のように何も考えず画像を目でスキャンしてしまって、嗚呼、やっぱり常識的な感覚は麻痺してるんだな、恥も覚えなくなったかと悟った。




話は逸れるが、アイドルが好きなファンは、ああいった画像を「かわいい」でまとめがちだけど「えっち」とは思わないんだろうか。

たぶん、思わないんだろうな。

はえっちだと思っちゃうし、僕自身が、なにもかも言語化をしすぎるんだろうな。えっちだと思ったら、そのまま言いそうだ。アイドルファンはそこも「可愛いね!」「素敵!」でうまく言って、えっちだと思ったことは言わないんだろう。いや、本気でそんな目で見てないんだろうな。紳士だな。僕は紳士の嗜みがなってないんだろう。


昔からアイドルが好きになれないのは、僕がえっちだと思ったことを口にしちゃうからなんだろうな、アイドルオタに向いてないのが分かった気がした。僕がなんでも口にしがちで、チープな物言いで、すぐに性的な結びつきで見てるからだろうし、崇拝する彼らが言語化を上手に誤魔化して、時に本気で自分の気持ちを掬いだして、偶像たちとの距離を丁寧に探りながら、壊れないように壊れないように語りかけるからだろう。