ポエムシリーズ 3
ポエムを書くことは恥ずかしいことだと、
高校生の頃、よく思った。そういうものだ。
量産型の学生から生産される無数の量産型定型文
お前の言葉はないのかよ
振り向いてもらえないことを嘆き、
心が通じ合っていることを喜ぶ
友人の存在に感謝し、永遠を誓い、
また独りになってしまったことを憂う
同じ要素を抱えていれば、書かれる事象は同じことばかり、そういうものだ。
お前の心はないのかよ。
高校生の私は思った。今は、特に思わなくなった。
心変わり? いや、そんなんじゃない。
歳をとったから、どうでもよくなってしまっただけだった。そういうものだ。
詰まるところはブーメラン、心当たりがある。
今から書く言葉というのは、今まで書いたもの、聞いたものがない混ぜになって、一度に顔を出すものだ。
だからきっと、俺の言葉はどこにもないんだろう。
だけど、それでも表に出したい。
理由はない。心悲しくも、表に出したいだけだから。そういうものだ。
なんだか、ポエムと呼ばなくなってしまった。
ただのお気持ち表明文。そういうものだ。
また明日。今日はもうおやすみ。