灰じょんのブログ

灰じょんが10代の記念にブログを書きました。すでに20歳を超えたので、今は思ったことを書いてます。何卒よろしくお願いします。

くるま

 車を持っていない。
 金が無いから。車に興味があんまり無かったから。

 ただ、職場とスーパーが自転車圏内だし、歩けば駅もあるから、特段の不自由もない。


 というわけで「車まだ要らねぇな〜」とかは勝手に思う。

 ただ、東京のような都市ではないから、車を持つ方がベタだと思う。みんな持ってる気がするし。俺も車を買わないとは思っておらず、いつ買うかのタイミングは考えなくちゃあなァ、と思っている。

 車を使わないという選択肢もないのかもしれない。友達とご飯食う時も、当たり前のように友達の車で送り迎えをしてもらっていたので、俺が車を使わない、というわけではない。誰かにフリーライダーしていた事実。既に車の便利さにすがっていたのだ。スピリチュアルなエネルギー教育のもと、反ワクチンの赤ちゃんがまわりのワクチン接種した赤ちゃんのおかげで病気から守ってもらってる感じだよな。


 ただ、車の種類マジでわかんねぇ。


 自分の年齢が20代ということもあって、みんなから車の話をされる。
 これには驚いた。だってみんな当たり前のように車の話をするんだもん。友達から車の話されたし、職場でも話をされたし、実家に帰っても車の話をされた。ゲーム友達ぐらいが、車の話をせずにアソビ大全をしていた気がする。


 この「車」という話題の共通項っぷりにかなり驚いた。いやほんとに。みんな車の話を切り出してくる。
 もっといえば、趣味や読書癖、見てる漫画やアニメ、学力や偏差値などに関係なく、誰もが話せる話題があるなんてびっくりしている。
(ちょっと前にカート・ヴォネガット・ジュニアの『スローターハウス5』を読んだのだが、話ができる人が誰もいなかった。誰か読んだ人、いる?)


 下ネタは万人に通じる、という言説があるが、それは嘘だ。調子良く、俺が下ネタとAVの話をした時に、のっかってきたやつはほとんど居ない。セックスしてるくせに、仮面つけて変にかっこつけんなよ、とか思う。


 車の話になると、みんなからあれこれ言われることになる。興味ないっていうから、みんなから、新車? その予算だと中古だよね、軽はあれだ、普通ならあれだし、普段使いならこれだし、あの車はあれだねー、と。

 結論は俺のプライドが高いという話なのだが、車の話をされると、向こうから一方的に話されるので、何も知らない自分が、劣等生になった気がする。劣等生には慣れていない。
 車に詳しい人は賢い人と同じステータスなのだろう。車と家と結婚はステータスという言葉の重みを感じる。


 こういうものは、おそらく世代トークなのだろう。
 20代には20代の話す話があって、30代には30代の話がある。病気や老いの話をするには若すぎるし、受験や学歴の話をするには歳を重ねた。結婚の話はもう少し先の世代だろう。ちょうど今の俺に車の世代がやってきた。

 もう少ししたら、周りがぼちぼち結婚の話になるのだろうか。自分も社会の歯車らしく生きている感じがする。ま、童貞なんですけど。


 三年前に買って積んでいたカズオ・イシグロ「私を離さないで」に手を出したいと思います。それでは。