この話の結論は、「ひとりひとり『善く生きる』ことが大事だね」である。それ以下でもそれ以上でもない。
自分の考えていたことが、誰かの言葉となって、別の口から出ると安心することがある。
あぁ、それ、俺も考えていたんだよ。わかってるよね。うん、そうなんだと思うんだ。
考えた先の意見が重なる時の共感は、結構嬉しくて、勝手に救われた気持ちにもなる。
ゼミの他の班の発表にそれを感じて、俺もそう思うんだって何度も言いたくなった。最初は「いや、俺はこう思うんだけどなぁ〜〜」っていうのが多かったけれど。
その理由を考えると、2つある。
1つ目は、世界のある程度の人間が、僕と似た眼差しで世界を捉えていて、僕とそれな共有できているっていうこと。
そして、それは僕と違うところから始まっているはずなのに、僕の考えと交差すること。結構感動的だと思う。
僕の持つ考えは、僕個人から生まれたものでありながらも、僕が読んだ本から作られる価値観でもある。そして、読む本を選ぶ価値観は僕自身のものだ。
本と僕の価値観は何度も上から重なる。グレーにグレーを重ねるようなもので、気がついたら、少しだけ黒っぽいのかもしれない。逆に淡い色合いかもしれない。藍色を感じられるかもしれない。
うまくいえないが、これは相互作用と言えるのかな。
2つ目は、僕とその人が同じ本を読んでいる可能性だ。
同じ本を読んだら、考えは似ているものだろう。
これは、文字通りに同じ本じゃなくてもいい。
別々の本を読んでいるけど、ほれぞれの作者に影響を与えた本が同じとか、脈を遡っていくと、同じ作者だったりするとか。
まぁ、本当のところはよく分からない。
全然関係ないけど、詩を書き散らしていたころ(基本的に今もそうなのだが)に話をしよう。
多分2年くらい前。
私は詩を書き散らし、インターネットの片隅の小説サイトにそれを載せた。
詩のタイトルを考えた時になんとなく「ブートレグ」と名前をつけた。うまくいえないけど、まぁ、こんなもんだろって感じで。
ほとんど自己満足でそれを載せてから、数ヶ月経ったある日。人気のアーティストがアルバムをリリースすることを発表した。タイトルは「BOOTLEG」だった。
なんかよく分からないけど、僕は米津玄師さんと同じ世界に立っていて、同じ何かを見つめている気がした。あくまで僕が勝手に感じただけである。
それは嬉しかったのも少しだけあったし、「いや、でも発表したの俺の方が先だから!!」と自意識と悲しい優越感も少しだけあった。
何かが起こるかもしれないと思っているが、まぁ、何も起こらないものである。それでももし読んでくれた方がいるなら、ありがとうございます。と言いたい。
偶然で片付けてもいい。才能など見えてこない僕の勝手な話であるが、こうやって語ると意味が生まれて面白いかなぁ、と考えている。正直にいうと面白くあってほしいと願っている。
……タイトルから随分と離れてしまった。
無理矢理タイトルに戻そう。
今の僕のゼミの勉強や、他の人の発表や、ツイッターで見る情報。社会がうんぬん、個人がうんぬん、生き方がうんぬん……。
たくさん書かれているし、嫌なところもあるけど、実践できるのは、今の所、僕が思う僕のとこだけなのかなって。
自己責任論は嫌いなので、積極的に社会のせいにしていく所存ではあるんだけど。
善く生きる、それを心がけてみよっかな〜〜♬
なんちゃって〜〜☆〜(ゝ。∂)