ポエムシリーズ 5
灰色がかった1Kの部屋
ずっと俺しかいない
時が止まったように感じて
空腹なのか分からなくなる。
何がしたいか分からない
Todoリストが積み重なった
いろんなことに目を瞑って
とりあえず、とりあえず
明日の俺なら、明後日の俺なら…
夜の海に飛び込んで
波にさらわれる、
その心とあの人のカーディガン
ざざー、
私は海の中の一欠片になって
瓶の中に詰め込まれて
誰にも気付かれないように
君に忘れられたい
夜は巨大な海となり
膨大な妄想を持って
部屋で死んだように眠る俺を
心のタガを溢れさせる
どこにも行かない自分のこと
ため息一つ吐いて、目を覚ます
あーあ、これでも春が来る
幸福でもあり、不幸にも感じる
どうしようもない言葉に
救われることもある、かもね…?