四月に入ってから、体調を崩した。
鼻水とせきでやる気が起こらなかった。
といって元気でも書く気があるかどうかは分からないが。
変なことを考えていた。
ヒトはなぜ食物連鎖のピラミッドの頂点に居るのか。
誰かが唱えた進化論がある。
環境に適応したものだけが生き残ることができた。キーワードは適者生存。
本当に生き物たちは、環境の変化を見越して、自らを進化させたのだろうか。
たぶん、違うと思う。どの生き物も予知はできないはずだ。
先に自らが変化したから、環境の変化に生き残れたはずだ。
たまたま変化した生き物が生き残ったから、それが正論になった。
あとから正しい変化を進化と呼んでいるんだと思う。
進化論は、今生きている生き物についての説明には便利かもしれないけど、実際は順番が逆で、結果が見えたらこそ、要因が見える。
生き残るために変化したんじゃない。変化したら生き残れただけだ。
適当に変わって、滅びた生命体もいるだろう。
そのような、一生見ることのない生き物たちに黙とうをささげながら、話を進める。
なぜ、人間は頂点にいられたのだろうか。猿やクマのように力もなく、春先のアシナガバチにおびえ、犬にかまれそうだとびびる。
うーん。誰かが論文にしていそうなので、説明は誰かに任せよう。俺もよく知らん。